PEARの考え方

サステイナブルな社会をめざして

CO2排出量は、主に、先進国の経済活動によって拡大してきた経緯があります。これまでにも、CO2排出量が減った時期がなかったわけでもありません。ですがそれは、2回の世界大戦、世界恐慌、2回の石油ショックなどといった、いわば経済活動が停滞せざるをえなかった時期に、それもわずかな減少傾向として現れたにすぎません。このことは、経済成長の維持とCO2排出削減という問題の同時解決が、いかに難しいかをはっきりと示しています。

ここにきてようやく、世界は、拡大し続けるCO2の排出削減に本気で取り組まなければならないという認識を持ち始めました。2050年には世界全体でCO2を半減させる(先進国にいたっては1/4に削減する)という「中期」的な方向性は、2008年の洞爺湖サミットでは、より確固たるものとなるでしょう。

そのためには、まず先進国が、CO2排出削減の技術開発・普及への取り組みを進めつつ、経済・社会の仕組み・あり方を抜本的に変えていく必要があります。

一方で、途上国はどうでしょうか? 現実には、地球温暖化問題どころではない状態の国や地域もたくさんあります。これから経済発展をめざす開発途上国が、CO2排出のキープレイヤーとして確実に登場してきます。地球温暖化問題への対応は、サステイナブル(持続可能)な社会へ向かう方向に沿ったものでなければ実効性を伴うものとはならない、という難しさがここにはあります。

PEARは、これらの問題に対して一つの回答を持っています。 CO2の排出量をオフセット(相殺=清算)し、その結果得られた資金を、途上国などの発展に大きく貢献するタイプのCO2削減プロジェクトに用いるというものです。それが、PEARの進めるカーボンオフセットのスタイルです。

PEARと一緒に、地球温暖化問題を、私たちの暮らしや世の中のことを、将来世代のことを、もういちど見直してみませんか。それが、自分らしいライフスタイル、あなたの自己表現のひとつとなっていくかもしれません。

※PEARカーボンオフセット・イニシアティブは、「株式会社」ですが、「ソーシャルベンチャー(社会企業)」として設立しました。その目的とするところは「社会の変革」です。PEARは、いかにその目的を達成できたかという点を、評価していただければ幸いです。

※Webのトップページにかかげた “Our common future, Our responsibility” という言葉は、それを表しています。Our common future(我ら共有の未来)とは、1987年に開催された「環境と開発に関する世界委員会(いわゆるブルントラント委員会)」で打ち立てられた概念です。環境と開発は相反するものでなく、不可分の関係にあり、開発は環境や資源という土台の上に成り立つものであること、このため持続的な発展には環境の保全が必要不可欠であるとする「持続可能な開発」の概念を提唱したわけです。PEARでは,それが、わたしたちの責任感に基づくものであるという意味で、Our responsibilityと結びました。PEARのカーボンオフセットは、まさに責任感に基づいたものなのです。