ミャンマーでの竹炭プロジェクトがスタートしました。九州の竹炭職人 末廣勝也さん ミャンマーの山間地域の人々に、日本の伝統技術「炭づくり」の技術を伝えます。炭窯技術は、弘法大師が8世紀に中国から伝えたと言われています。炭窯技術は、ローテク技術で、電気も不要ですので、ミャンマーの人々も習得可能です。窯作りに、水は必要ですが、レンガと粘土があれば作れます。「製炭づくり」は、煙を見ながら、匂いを感じながら、そして、気温、湿度を見ながら焼く温度を調節する「生きた技術」です。
末廣勝也さんは、来年の炭窯作りの時には81歳を迎えられる現役。熊本県竹炭振興会会長です。お父様が炭焼き職人で、お父様の他界により、13歳から21歳まで炭焼を営み、エネルギー改革に押されて休眠することになりました。竹は、成長が早く原材料の確保に困ることがなく、放置竹林の問題もあります。資源的に豊かな「竹炭づくり」の技術を絶やしてはならないという熱い気持ちで、1997年、熊本県菊池郡に戻って、昔ながらの赤土窯(黒炭)で竹炭づくりを再開されました。 2011年TV朝日「世界の子供がSOS!」で、ネパールで、40kgもの薪を山まで拾いに行く子供たちを救うため、子供たちが手に入れることが出来るトウモロコシの茎や雑草等をドラム缶で作った窯で炭にし、牛糞と混ぜて炭団子を作り、乾燥させて燃料にしました。その後、ラオス、ベトナム、中国、アフリカなど世界各国で指導されて来ました。そして、ミャンマーがスタートします。
ミャンマーのパートナーは、Wai Lu Kyawさんです。 Wai Lu Kyawさんは、17歳でデビューし、2011年にミャンマーのアカデミー助演男優賞を獲得した人気俳優です。Wai Lu Kyawさん は、洪水被害などの際に自ら被災地に出かけてドラマさながらの活動をしています。被災地域住民の生活再建、植林、貧困地域の子どもたちへの学用品寄贈などに取り組んでいます。 2005年に、1haの竹園をヤンゴン郊外に開園、山間地域の人々の貧困対策として竹の家具等の商品化に取り組んでいます。2018年には、竹炭窯を作ったが、独学で十分な知識が無かったため失敗、NPO 日本ミャンマー交流協会に協力を要請し、今回のチャレンジが始まりました。
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