■途上国では、「3つの環境問題」が同時に起きています。
●「貧困関連型」の環境問題:悪化する公衆衛生や、廃棄物の不法投棄、野積みなどの不適切な最終処分とそれに伴う河川や土壌の汚染 、安全な水へのアクセスが困難であることです。
●「工業開発型」の環境問題:工場排水や大気汚染などの工業型汚染です。かつての日本がそうであったように、 途上国では公害問題が顕在化しつつあります。
●「消費関連型」の環境問題:エネルギー消費に伴うCO2 排出量の増加がその典型例です。地球規模の気候変動をもたらす要因にもなっています。
■日本の企業が、途上国の公的セクターと協調してSDGsを目指したビジネスを行うことで、環境問題の課題解決に貢献します。
●途上国支援のトレンドが「援助型」から「投資型」へと変化しています。
●日本企業は、環境保全と持続可能な経済活動を実現していくためのさまざまな知恵を持っています。技術やノウハウを途上国のいろいろな地域に普及させていくことで、途上国の人々とともに成長を続けていけると、PEARは考えています。
PEARの取り組み
●PEARは、中小企業の「JICA案件化調査→普及実証事業→ビジネス展開」をサポートしています。
●PEARは、ニーズ発掘、プロジェクトの開発、現地政府とのマッチング・折衝、企画書作成等JICA応募から現地調査・報告書作成・経理処理等の事業遂行、ビジネス化までをサポートいたします。
スリランカ政府の予算で、カワシマ コンポストプラントRA-Xが9セット設置中です。 2019年6月1日、マイトリーパーラ・シリセーナ大統領をお迎えして、 オープニングセレモニーが開催されました。
●熱帯・亜熱帯地域の途上国の家庭ゴミの特徴は、含水率が80%前後の有機性の生ゴミが多いことです。コンポストプラントRA-Xは、高水分の生ゴミを高温好気性発酵させて、コンポストにする設備です。
●コンポストは、農業で利用され、化学肥料の投与を削減します。
普及実証事業でスリランカ国に導入しました。技術的、経済的な優位性が評価され、スリランカ政府から2017度に9 台受注しました。