みなさんの「活動」からのCO2排出量は、以下の方法で計算することができます。
CO2排出量(カーボンフットプリント)= (活動量)×(CO2排出原単位)
活動量は、活動のタイプで単位が異なってきます。CO2排出原単位は、下記の表をご参照ください。
この方法は,CO2排出量を計算する上で、広く用いられている方法です。ご覧になって分かるように、物理的なCO2排出量を測定するのではありません。
CO2排出原単位(もしくはCO2排出係数)は、燃料消費でしたらその中の化学組成とくに炭素(C)含有量から求まりますが、燃料以外の「活動」に関しては、実測や研究結果に基づくものです。説明も載せておきましたので、一度ご覧になれば、計算の考え方がおわかりになると思います。飛行機は複雑ですので、別ページを用意しました。いろいろな計算方法が存在するのがおわかりになると思います(都市間距離はGoogle Earthなどで調べてみてください)。
ぜひ、いくつかご自分で計算なさってみてください。たとえば、自動車のガソリンを50リットル入れて満タンにし、それを使い切ったらどの程度のCO2が排出されるか?ご家庭の一ヶ月の電気とガスの消費量を調べてみて、それがどれだけのCO2に相当するのか?など、自分で計算してみることで、いろいろ実感としてわかると思います。
消費項目 | ユーザ 入力項目 |
単位 | CO2排出原単位 (kgCO2/入力単位) | 排出原単位の出典・参考資料 | 解説 | 更新頻度/更新時期 | ||||||||||||||||||||||||
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ドライブ (自家用車) |
ガソリン | 平均(デフォルト) | 消費量 | L | 2.32 | 「日本国温室効果ガスインベントリ報告書(2008年5月)、温室効果ガスインベントリオフィス(GIO)編 環境省地球環境局地球温暖化対策課 監修」より、2006年度におけるエネルギー源別炭素排出係数(高位発熱量ベース)とエネルギー源ごとの高位発熱量のデータを用いて計算。 | これらの排出原単位を用いることにより、各燃料の使用により発生するCO2の量を計算することができます。(これらの燃料を生産する過程で発生したCO2の量は含まれません。) これらの原単位データは、日本国政府が2008年5月に世界に向けて公表した温室効果ガスインベントリで使われている各種係数の最新値(2006年度の値)を用いて算出されています。 | 年1回: 5月末~6月上旬 | ||||||||||||||||||||||
レギュラー | 消費量 | L | 2.35 | |||||||||||||||||||||||||||
プレミアム | 消費量 | L | 2.31 | |||||||||||||||||||||||||||
軽油 | 消費量 | L | 2.60 | |||||||||||||||||||||||||||
公共交通 | ||||||||||||||||||||||||||||||
飛行機 | 計算手法やその考え方は、こちらのページをご参照ください。 | これらの排出原単位を用いることにより、搭乗した飛行機の燃料消費により排出される、旅客一人あたりのCO2の量を計算することができます。なお、この計算においては、飛行機が高度上空で窒素酸化物(NOx)などの大気汚染物質を排出することによる温暖化への影響をCO2の量に換算して、それも計算結果に含めています。 |
不定期 | |||||||||||||||||||||||||||
鉄道 | 距離(営業キロ) | km | 0.01782 | (独)国立環境研究所 地球環境研究センター 温室効果ガスインベントリオフィス(GIO) 「日本の温室効果ガス排出量データ(1990~2006年度)」より2006年度におけるCO2排出量のデータを、また、国土交通省「鉄道輸送統計年報(平成18年度)」より2006年度における鉄道の旅客輸送量データを、それぞれ用いて計算。 | この排出原単位を用いることにより、乗車した鉄道の燃料・電力消費により排出される、旅客一人あたりのCO2の量を計算することができます。 | 年1回: 5月末~6月上旬 | ||||||||||||||||||||||||
乗り合いバス | バス停区間距離 | km | 0.08460 | (独)国立環境研究所 地球環境研究センター 温室効果ガスインベントリオフィス(GIO) 「日本の温室効果ガス排出量データ(1990~2006年度)」より2006年度におけるCO2排出量のデータを、また、国土交通省「自動車輸送統計年報(平成18年度)」より2006年度における乗り合いバス(営業用)の旅客輸送量データ及び軽油消費量データを、それぞれ用いて計算。 | これらの排出原単位を用いることにより、利用した乗り合いバスの燃料消費により排出される、利用客一人あたりのCO2の量を計算することができます。 | 年1回: 5月末~6月上旬 | ||||||||||||||||||||||||
タクシー | 乗車距離 | km | 0.3866 | (独)国立環境研究所 地球環境研究センター 温室効果ガスインベントリオフィス(GIO) 「日本の温室効果ガス排出量データ(1990~2006年度)」より2006年度におけるCO2排出量のデータを、また、国土交通省「自動車輸送統計年報(平成18年度)」より2006年度における営業用タクシーの旅客輸送量データを、それぞれ用いて計算。 | これらの排出原単位を用いることにより、利用したタクシーの燃料消費により排出される、利用客一人あたりのCO2の量を計算することができます。 | 年1回: 5月末~6月上旬 | ||||||||||||||||||||||||
生活 | 電気 | 北海道電力(株) | 消費量 | kWh | 0.000688 | 左の排出係数は、http://www.env.go.jp/press/101746.htmlに基づく一般電気事業者の調整後排出係数です。なお、実排出係数は、以下の通りです。
調整排出係数とは、各社が排出削減クレジットを調達したこと等による調整を行った排出係数です。 |
これらの排出原単位を用いることにより、使用した電気を作り出すため、つまり発電のために電気事業者が消費した燃料から発生するCO2の量を計算することができます。これらの原単位データは、電気事業者がそれぞれ供給(小売り)した電気の発電に伴い排出されたCO2の量を、その電気事業者が供給(小売り)した電気の量(販売電力量)で割ることにより算出されたものです。電気事業者の排出原単位は、各電気事業者が火力発電/水力発電/原子力発電等をどれくらいの割合で用いていたか、また、火力発電の燃料として石炭、石油、天然ガスいずれを使っていたか、といった要因によって大きく異なります。ここに示した原単位は、各電気事業者の2014年度の実績を反映したものです。 原子力発電所がほとんど稼働していない分、各種火力発電所の稼働率が上がって、(すこし再生可能エネルギーの増えた影響はありますが)その分、CO2排出原単位が悪化しています。 |
年1回: 9月末~10月上旬 | ||||||||||||||||||||||
東北電力(株) | 消費量 | kWh | 0.000573 | |||||||||||||||||||||||||||
東京電力(株) | 消費量 | kWh | 0.000496 | |||||||||||||||||||||||||||
中部電力(株) | 消費量 | kWh | 0.000494 | |||||||||||||||||||||||||||
北陸電力(株) | 消費量 | kWh | 0.000640 | |||||||||||||||||||||||||||
関西電力(株) | 消費量 | kWh | 0.000523 | |||||||||||||||||||||||||||
中国電力(株) | 消費量 | kWh | 0.000709 | |||||||||||||||||||||||||||
四国電力(株) | 消費量 | kWh | 0.000688 | |||||||||||||||||||||||||||
九州電力(株) | 消費量 | kWh | 0.000598 | |||||||||||||||||||||||||||
沖縄電力(株) | 消費量 | kWh | 0.000816 | |||||||||||||||||||||||||||
ガス | 都市ガス | 消費量 | m3 | 2.1 | 環境家計簿「えこ帳」 | この排出原単位を用いることにより、家庭での都市ガスの使用により発生するCO2の量を計算することができます。 | 不定期 | |||||||||||||||||||||||
LPG | 消費量 | m3 | 6.5 | 環境家計簿「えこ帳」 | この排出原単位を用いることにより、家庭でのLPガスの使用により発生するCO2の量を計算することができます。 | 不定期 | ||||||||||||||||||||||||
水道 | 使用量 | m3 | 0.36 | 環境家計簿「えこ帳」 | この排出原単位を用いることにより、水道使用量に応じたCO2排出量(水道供給のために水道事業者によって使用されたエネルギーから発生するCO2)を計算することができます。 | 不定期 | ||||||||||||||||||||||||
灯油 | 消費量(リットル) | L | 2.49 | 「日本国温室効果ガスインベントリ報告書(2008年5月)、温室効果ガスインベントリオフィス(GIO)編 環境省地球環境局地球温暖化対策課 監修」より、2006年度におけるエネルギー源別炭素排出係数(高位発熱量ベース)とエネルギー源ごとの高位発熱量のデータを用いて計算。 | この排出原単位を用いることにより、灯油の使用により発生するCO2の量を計算することができます。(灯油を生産する過程で発生したCO2の量は含まれません。) この原単位データは、日本国政府が2008年5月に世界に向けて公表した温室効果ガスインベントリで使われている各種係数の最新値(2006年度の値)を用いて算出されています。 | 年1回: 5月末~6月上旬 |
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ごみ | プラスチック及び合成繊維くずの廃棄量 | kg | 2.19 | 「日本国温室効果ガスインベントリ報告書(2008年5月)、温室効果ガスインベントリオフィス(GIO)編 環境省地球環境局地球温暖化対策課 監修」より、2006年度における一般廃棄物焼却起源CO2排出量推計用のデータを用いて計算。 | この排出原単位を用いることにより、プラスチックごみや合成繊維くずを廃棄し焼却処分することで発生するCO2の量を計算することができます。この原単位データは、日本国政府が2008年5月に世界に向けて公表した温室効果ガスインベントリで使われている各種係数の最新値(2006年度の値)を用いて算出されています。 |
年1回: 5月末~6月上旬 | ||||||||||||||||||||||||
非エネルギー項目 | ||||||||||||||||||||||||||||||
生活 | パーソナルコンピュータ | 購買価格 | 円 | 0.00160 | (独)国立環境研究所 地球環境研究センター「産業連関表による環境負荷原単位データブック(3EID)」の、2000年の購入者価格ベースのCO2排出原単位データファイル(ei2000c401v00j.xls)より、 (I-A)-1型の分析による購入者価格ベースCO2排出原単位データを引用 | これらの排出原単位を用いることにより、購入した各製品が生産され輸送される間に消費された化石燃料の使用等によるCO2の排出量を計算することができます。ここで計算される排出量には、これら製品の使用時のCO2排出量(例えば電気製品を使用際の電気消費に関わるCO2排出量など)は含まれません。製品使用時のエネルギー消費に伴うCO2排出量は、上の「エネルギー項目」で把握できます。 | 不定期 | |||||||||||||||||||||||
携帯電話機 | 購買価格 | 円 | 0.00187 | |||||||||||||||||||||||||||
電気照明器具 | 購買価格 | 円 | 0.00217 | |||||||||||||||||||||||||||
電池 | 購買価格 | 円 | 0.00314 | |||||||||||||||||||||||||||
電球類 | 購買価格 | 円 | 0.00193 | |||||||||||||||||||||||||||
清酒 | 購買価格 | 円 | 0.00144 | |||||||||||||||||||||||||||
ビール | 購買価格 | 円 | 0.00136 | |||||||||||||||||||||||||||
ウィスキー類 | 購買価格 | 円 | 0.00143 | |||||||||||||||||||||||||||
その他の酒類 | 購買価格 | 円 | 0.00169 | |||||||||||||||||||||||||||
茶・コーヒー | 購買価格 | 円 | 0.00184 | |||||||||||||||||||||||||||
清涼飲料 | 購買価格 | 円 | 0.00198 | |||||||||||||||||||||||||||
乗用車 | 購買価格 | 円 | 0.00241 | |||||||||||||||||||||||||||
トラック・バス・その他の自動車 | 購買価格 | 円 | 0.00238 | |||||||||||||||||||||||||||
二輪自動車 | 購買価格 | 円 | 0.00204 | |||||||||||||||||||||||||||
自転車 | 購買価格 | 円 | 0.00206 | |||||||||||||||||||||||||||
カメラ | 購買価格 | 円 | 0.00156 | |||||||||||||||||||||||||||
時計 | 購買価格 | 円 | 0.00170 | |||||||||||||||||||||||||||
玩具 | 購買価格 | 円 | 0.00175 | |||||||||||||||||||||||||||
運動用品 | 購買価格 | 円 | 0.00240 | |||||||||||||||||||||||||||
楽器 | 購買価格 | 円 | 0.00175 |